カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると700人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕もたまには混ぜてもらって一緒に楽しむ。そんな学校です。水野仁輔

カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると700人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕もたまには混ぜてもらって一緒に楽しむ。そんな学校です。水野仁輔

マガジン

  • カレーの思い出

    Q. カレーの思い出を教えてください。笑える話、泣ける話、怒れる話、どうでもいい話、なんでも。集まってきた物語の数々を紹介しています。

  • カレーのヒント

    水野仁輔が日常生活のふとした体験の中から、カレー活動のヒントになりそうなものを見つけて、思いのままに綴っています。日記みたいなもの?

  • カレーの旅

    記録写真家ジンケ・ブレッソンによる写真。カメラを片手に世界各地をめぐりながら、「カレーとは何か?」を探る旅の記録です。

  • カレーの寺子屋

    水野仁輔が制作中のカレー本について語るプロジェクトです。著者の本音を語ります。ラジオやトークイベント、記事などなど形を変えて実施。いつか「カレー本について語るカレー本」を出版できたらいいなぁ。

  • カレーの授業

    「同じ授業は二度としない」がモットー。通学制『カレーの学校」で行われている、一風変わった授業の内容をレポートしていきます。

カレーの思い出

Q. カレーの思い出を教えてください。笑える話、泣ける話、怒れる話、どうでもいい話、なんでも。集まってきた物語の数々を紹介しています。

くわしく見る
  • 506本

カレーの思い出 505:家中カレーの香り

自分で本格的カレーを作ろうと挑戦したが、カレー粉を炒め始めたら家中カレーの香りがたちこめ、体にも染み着き閉口した。 味はまぁまぁ上出来だったので良かったが、それ以来は作っていない。 今は、ハウスバーモントかハウスジャワカレーの中辛に落ち着いている。 →たしかに言われてみれば、カレールウでカレーを作ったときって、そんなに家の中に香りがこもらないですね。それがいい点だといえばいい点ですが、それだけ香りの足りないカレーということでもあるかもしれません。スパイスの香り、なかなか取れ

カレーの思い出 506:グレービーボート

子供の頃、外食でグレービーボート(今日名前を知りました)に、カレーが入っているとうれしかった。 →ソースポットとみんなが呼んでいるやつですね。あれをグレービーボートと呼ぶのは知っていますが、あれにカレーを入れるようになったのは何がキッカケなのかは知りません。でも、あれに入っていると豪華な感じがしていいですよね。(水野仁輔)

カレーの思い出 504:収穫祭のカレー

私の父は中高一貫の学校の教師をしています。田舎の学校で周りの広大な土地を利用して、生徒と一緒に小さな畑を作り、毎日世話をして、毎年秋には「収穫祭」を行なっています。その収穫祭の時に穫れた野菜をたっぷり入れたカレーを食べているのです。 生徒の皆さんは授業があって、調理をする時間がないので、年に一度うちの母が我が家でカレーを作り、そのカレーを父が持って学校へ行きます。 毎年秋、家に帰ってキッチンに大きな寸胴鍋からカレーの匂いがすると季節を感じます。 それと同時に父母の優しさと、そ

カレーの思い出 503:カレーで大学合格

高校卒業後、大学入試に失敗のため1年浪人することとなり…。 某予備校に通うことになったのですが、その1年間、毎日カツ(勝つ)カレーを食べました(笑) おかげさまで無事?大学にも合格!そこからカレーと人生が切っても切れなくなったようです。 ちなみに水道橋の予備校で、今はなくなってしまいましたが、この予備校の裏に家族経営の小さなカレー屋さんがありました。 そこのウインナカレーが大好きでしたが、ここも今ではなくなってしまったようです。残念! →毎日カツカレーとは過酷な日々ですね

カレーのヒント

水野仁輔が日常生活のふとした体験の中から、カレー活動のヒントになりそうなものを見つけて、思いのままに綴っています。日記みたいなもの?

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  • 91本

クラッシュカレー元年

目の前を歩く男の背中を眺めていると、嬉しさと悔しさと敬意がごちゃ混ぜになって襲ってくるようだ。彼が無邪気にしているから、余計に混乱する。 嬉しさ 5% 悔しさ 5% 敬意 90% 内訳を詳しく言うなら、そんなところだろうか。 「CRUSH CURRY」   白いTシャツにそう描かれている。「U」の部分は石臼。石臼を叩いて作るカレーのことを僕は今年からそう呼ぶことにしたのだ。 思えばこの1年は、石臼のことばかり考えていた。石臼で叩くことによってしか生まれない刺激的な香り

2024年の夢

♪ あれもしない これもしない もっとしない もっともっとしない ♪ ザ・ブルーハーツの「夢」という曲の歌詞をもじってみる。別に歌う必要はないけれど、「な」を「た」に変えれば、甲本ヒロト氏の歌声が頭に鳴り響く。このスタンスを貫いているのが、水野仁輔というカレーの人である。することを決めるのではなく、しないことを決めるというのは、優れた経営者の特徴らしい。が、水野の場合はそんな高尚なものではなく、極めてくだらないことを「しない」と決めているのだ。 ・飲食店の営業日時は調べな

2023年の現

縁とタイミングを割と大事にしている。 占いも願掛けも運命も霊も前世も来世も何も信じないのに、 縁があるないとか、タイミングが合う合わないとかは考えることがある。 「いつか行ってみたい」と思っていた場所にマチュピチュがあった。 ところが、ペルー旅が具体的になった頃にはすっかり興味を失っていた。 タイミングが合わなかったということだろう。 今年の2月にペルーを旅した。 旅の目的は南米原産の唐辛子とペルー料理。 同行したシェフ仲間が「せっかくだからマチュピチュも行きたい」と言う

カレーのヒント 088:バッコン・コミュニケーション

どこかへ何かを食べに行くとき、あえて店の営業状況を調べないというプロジェクトをいまだに続けている。プロジェクトといっても誰かに何かを提言するような主旨はなく、僕がひとりで勝手にやっているだけのことだ。片道30分かけて自転車をこいで、店の前に到着するとシャッターが下りている。「定休日」という札がぶら下がっているのを目にして、あ……。さあ、どうする? お楽しみはここからだ。 そんな僕に助言してくれる人もいる。「定休日くらい事前に調べておけばいいのに」。でもさ、それじゃあ楽しめない

カレーの旅

記録写真家ジンケ・ブレッソンによる写真。カメラを片手に世界各地をめぐりながら、「カレーとは何か?」を探る旅の記録です。

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  • 25本

カレーの旅024:水牛が長時間煮込まれる

インド・オールドデリーにあるビーフニハリ専門店を訪れたのは、早朝6時。この時間から仕込みが始まるという情報を得ていたからだ。 眠い目をこすりながら店に向かうとコックと従業員が仕込みの準備をしている。路上に面した店の扉は開かれ、店頭に立てば目の前にある大きな鍋がすべて覗ける状態だ。 そこから6時間、僕は仲間と仕込みの一部始終を見届けた。鍋の口がふたで密閉されたのは12時。店のシャッターが閉じた。 夕方5時、シャッターが開かれるとあっという間に人だかりができた。開店を待つお客

カレーの旅023:そーか、その順もありなのか。

インドの市場の片隅で、チャイを飲んだ。 紅茶葉とスパイスとミルクと砂糖を一緒に煮出して作るこのドリンクにも、いろんな調理法がある。あのとき、あの場所で、「そーか、その順もありなのか」と感心したことを思い出す。 ゴールがおいしいチャイになれば、道筋は問わない、ということなのか。 そして、後々、あの光景を振り返るとき、いつか誰かに言われた言葉を思い出す。 「目的のための手段に溺れるな」 今でも自分は、手段に溺れるカレー作りと向き合っている。手段に溺れるのは楽しい。もはや「目的

カレーの旅022:2階の2階に並ぶ小鉢たち

インド・コルカタに行くと必ず訪れるレストランがある。 その店は、必ず1階は満席なので、2階へ上がる。 空いた席に座ると店員が大きなお盆に小鉢をずらりと並べてやってくる。好きなものを選び、自分のテーブルに置き、食べる。 会計の仕組みがどうなっているのかは知らないが、お金を払って店を出る。 あるとき、2階席の奥にある調理場をのぞいてみた。 突き当りには長テーブルがひとつ。その上にあの小鉢たちが並んでいた。 2階建ての家の1階にはカラの器と仕込みを終えた鍋。2階には盛り付けられた

カレーの旅021:モーニングディライト

インド・オールドデリーにあるニハリ屋は、水牛の煮込みを12時間かけて作る。早朝5時。薄暗がりの中で仕込みが始まる。鍋に順繰りに素材を投入。ひたすらかき混ぜ続けること6時間。昼前に鍋のふたは閉じられた。 6時間の間、鍋の前に立って取材と撮影を続けた。不思議と疲れは感じなかった。「開店時間に戻る」と言って、一度、その場を離れた。 6時間の間、炭火をかき出した熱源はとろ火で加熱を続けてくれる。夕方5時が近づいてくると店前に人だかりができていた。おいしいビーフニハリができあがった

カレーの寺子屋

水野仁輔が制作中のカレー本について語るプロジェクトです。著者の本音を語ります。ラジオやトークイベント、記事などなど形を変えて実施。いつか「カレー本について語るカレー本」を出版できたらいいなぁ。

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  • 8本

カレーの寺子屋(カレー付き)公開収録イベント

カレーの寺子屋 200時間記念! × AIR SPICE を開催!(15名限定) ★イベントA:基本のチキンカレーとトークを愉しむ寺子屋 10/27(日)12時~14時30分 ★イベントB:香味チキンカレーとトークを愉しむ寺子屋 10/27(日)14時30分~17時 ★イベントC:サワーチキンカレーとトークを愉しむ寺子屋 10/27(日)17時~19時30分 カレー本制作裏話を通してモノづくりについて考えるラジオ番組『カレーの寺子屋』200時間を記念し、ゲストを

カレーの寺子屋:6時間目

2021年3月20日 「今日は懺悔しに来ました。」 と、謝罪から始まった6時間目。 そうです、今回のテーマは「誤植」。 今や水野さんの代名詞とも言える誤植。 ごしょく【誤植】 印刷物で文字が誤っていること。ミスプリント。 誤植に対して開き直っている訳ではなく、暇さえあればチェックしているはずなのに。 それでも誤植は目に入ってこないんだとか。 最大の誤植は、ヨーグルト10倍事件。 よーぐると-じゅうばいじけん【ヨーグルト10倍事件】 4人前のカレーのレシピでヨー

カレーの寺子屋:5時間目

2021年3月13日 カレーの寺子屋5時間目のテーマは、 「束について。」 束(つか)とは、本の背幅(背表紙)のこと。 5時間目は、束幅を巡って編集者と戦う水野さんのお話。 束幅を厚く仕上げたい編集者。 束幅を薄く仕上げたい水野さん。 紙質によって変わる束幅。 雷鳥上質という紙を使いたい編集者。 B7(ビーセブン)という紙を使いたい水野さん。 一歩も引かない両者。 とうとう編集者は雷鳥上質を製造している会社のホームページにある説明書きを読み始めました。 「富山

カレーの寺子屋:4時間目

2021年3月6日 カレーの寺子屋4時間目のテーマは、 『ビリヤニ』の帯について。 水野仁輔監修本の『ビリヤニ』。 その帯に芸人さんのコメントが載ることに対し、お伺いを立ててきた編集者。 内心、「ほんとにインド料理好きなの?ビリヤニ知ってんの?」と思いつつ、47歳の立派な大人になった水野さんは「良いと思います。」と返事をするのでした。 その後編集者より、帯のコメントを書いた芸人さんが、「ビリヤニ、家で何度も作ってるけど、上手くできなかったんですよ。」と言っていたこと

カレーの授業

「同じ授業は二度としない」がモットー。通学制『カレーの学校」で行われている、一風変わった授業の内容をレポートしていきます。

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  • 35本

秋田のカレーの学校 2限目「旅BINGOを作ろう」レポート

秋田で行われたカレーの学校。 学校の1限目共通【カレーとは何か】の最後、「カレーのプレイヤーになろう」というワードで皆さんの目がキラキラしたところからの2限目。     タイカレーや修学旅行の話、先日刊行された「スパイスハンターの世界カレー紀行」の朗読を交えながら、最終的に44期「旅BINGO」が作れて、楽しく回れたらいいねという授業でした。  たまに本の中から「ここはアンダーラインを引いて」というポイントもありましたので、お持ちの方は是非片手にご覧下さい。     朗読で

カレーの学校 授業レポート 44期@秋田:6限目の授業は「AIR SPICE 100号記念トーク」

水野校長がカレーの学校運営の傍ら、2016年から続けている“毎月新しいカレーが作れるスパイスセット”のお届けサービスの誕生秘話や裏話、レシピの意味などが語られました。そこから見出せる事とは… 実際にカレー屋さんを運営していない人にとっても、何かをカタチにする時のヒントがありそうです ◾️AIR SPICE誕生のきっかけ 2015年頃にはすでに膨大な数のカレーレシピを世に届けていた水野校長。ですが商業出版の場合、ちょっぴり不満に思う事もあったそう。それは… ①記載できるス

カレーの学校 授業レポート 42期 in 姫路 1限目

姫路駅を出ると、清々しい風吹く五月晴れ。目の前には凛とした美しき白鷺城、足元にはサギソウの図柄が可憐なマンホール。 姫路会場となる調理室にギュギュッと集まった方々が着席します。 あれ?リーダーはいつくるの? 校長ひとりでのカレーの学校1限目が始まりました。 どの期も1限目のテーマは〝カレーとは何か?〟42回も同じ内容を?と思われるでしょうが、違うのです。そこがカレーの学校を何度も受けたくなる大きな魅力だと思ってます。水野校長の過去未来現在のカレー事に、時と場所、そして目の

カレーの学校36期レポート 2限目「うっとり! カレーパン」

この日のテーマはカレーパン。「新しく美味しいカレーパンの進化系を一緒に考えます」。36期の募集記事を見て一番どうなるかわからなかったのがこの授業。カレーパンもあらゆるタイプがある今、新しいものを提案するとしたらどうなるの?そして……「うっとり」?ハテナだらけで足を運んだ大井町の会場には、水野校長、リーダー、そして9人の36期メンバーが待っていました。 みなさん飲み物をオーダーし、授業のはじまりです。まずはおさらい。はじめに『LOVE SPICE』(小冊子)の新刊が配られてか