カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に…

カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると700人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕もたまには混ぜてもらって一緒に楽しむ。そんな学校です。水野仁輔

マガジン

  • カレーの旅

    記録写真家ジンケ・ブレッソンによる写真。カメラを片手に世界各地をめぐりながら、「カレーとは何か?」を探る旅の記録です。

  • カレーの思い出

    Q. カレーの思い出を教えてください。笑える話、泣ける話、怒れる話、どうでもいい話、なんでも。集まってきた物語の数々を紹介しています。

  • カレーの寺子屋

    水野仁輔が制作中のカレー本について語るプロジェクトです。著者の本音を語ります。ラジオやトークイベント、記事などなど形を変えて実施。いつか「カレー本について語るカレー本」を出版できたらいいなぁ。

  • カレーのヒント

    水野仁輔が日常生活のふとした体験の中から、カレー活動のヒントになりそうなものを見つけて、思いのままに綴っています。日記みたいなもの?

  • カレーの授業

    「同じ授業は二度としない」がモットー。通学制『カレーの学校」で行われている、一風変わった授業の内容をレポートしていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

カレーのお話 001:「ビー・ア・カレープレーヤ―!」

「ビー・ア・カレープレーヤー!」 カレーとは、食べ物である。 なんだそれ……。当たり前のことじゃないか。そう、まず最初にこの当たり前のことをハッキリとさせておきたい。だからもう一度言っておこうかな。カレーとは、食べ物である。だから作り手がおいしいカレーを作り、食べ手がおいしくカレーを食べる。その関係が成立することで、カレーを巡るほとんどすべての人に幸せが訪れる。そうやって日本のカレー文化は100年以上の間、培われてきた。これがメインストリームだ。 メインストリームがあるとい

    • カレーの旅019:ロースト万歳!

      イギリス・ロンドン。開店直後のモダンインディアンレストラン。何日目かの訪問だったから、入店するなりメニューの中の目当てのものを注文。モダンインディアンレストランで僕が好きなのは、タンドール料理類。普段あまり飲まない酒を飲みたくなる。 (ジンケ・ブレッソン)

      • カレーの旅018:インドの軽食 チャート

        ロンドンのモダンインディアンレストランで、インドの軽食を食べる。軽食なのに重たい。うまい。 (ジンケ・ブレッソン)

        • カレーの思い出 501:柱の陰から

          幼い頃我が家は毎週金曜日はカレーの日でした。父がその日は飲んで帰ってくるから=カレーは女子供の食べ物って位置付けだったのでしょうか。 その後、高校生になった私は、先輩に恋をしました。毎日2時間目の後の休み時間に学食のカレーを食べる先輩を柱の陰から熱く見つめたものです。 そして今、会社の昼食、週の半分はカレーです。レトルトですが…。自分でも作るようになってスパイスをたくさん買い込んだり楽しいです。 女子供の味→初恋の味→午後への活力→私の中のカレーはまだまだ進化しそうです。

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        • カレーの旅
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          501本
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        記事

          カレーの旅017:モダンインディアンロティ

          なんのパンだったか、思い出せない。このレストランはロンドンで生活していた3か月間で最も通ったモダンインディアンレストラン。トリュフナンなんていう、超高級ナンもあったけれど、写真を見てもトリュフはのっていない。アロラシェフとはその後、仲良くなって調理の取材もお願いした。その内容をまとめた書籍「Labo India LEGEND」は既に絶版。彼のレストランは閉店してしまった。ワールドワイドにインド料理店を展開するグループのシェフだから、きっと今も世界のどこかでインド料理を作ってい

          カレーの旅017:モダンインディアンロティ

          カレーの旅016:チキンティッカマサラ

          かつてこの地で親しまれていたと聞くブリティッシュカレーを探すために3か月間、ロンドンに滞在した。毎日毎日、野良犬のように街を徘徊して「British Curry」の文字を探す。ない。見つからない。パブへ入るとチキンティッカマサラがあった。当時、イギリス人の国民食と呼ばれることもあったカレー。濃厚で沁みる。 (ジンケ・ブレッソン)

          カレーの旅016:チキンティッカマサラ

          カレーの旅015:モダンインディアンサグ

          ロンドンの『チャツネマリー』にて。食べかけで撮ったんですが、緑のグラデーションが、2種のソースをかけたのか、スプーンで混ぜて生まれたのか、思い出せない。 (ジンケ・ブレッソン)

          カレーの旅015:モダンインディアンサグ

          カレーの寺子屋(カレー付き)公開収録イベント

          カレーの寺子屋 200時間記念! × AIR SPICE を開催!(15名限定) ★イベントA:基本のチキンカレーとトークを愉しむ寺子屋 10/27(日)12時~14時30分 ★イベントB:香味チキンカレーとトークを愉しむ寺子屋 10/27(日)14時30分~17時 ★イベントC:サワーチキンカレーとトークを愉しむ寺子屋 10/27(日)17時~19時30分 カレー本制作裏話を通してモノづくりについて考えるラジオ番組『カレーの寺子屋』200時間を記念し、ゲストを

          カレーの寺子屋(カレー付き)公開収録イベント

          秋田のカレーの学校 2限目「旅BINGOを作ろう」レポート

          秋田で行われたカレーの学校。 学校の1限目共通【カレーとは何か】の最後、「カレーのプレイヤーになろう」というワードで皆さんの目がキラキラしたところからの2限目。     タイカレーや修学旅行の話、先日刊行された「スパイスハンターの世界カレー紀行」の朗読を交えながら、最終的に44期「旅BINGO」が作れて、楽しく回れたらいいねという授業でした。  たまに本の中から「ここはアンダーラインを引いて」というポイントもありましたので、お持ちの方は是非片手にご覧下さい。     朗読で

          秋田のカレーの学校 2限目「旅BINGOを作ろう」レポート

          カレーの思い出 500:今まで食べた中で一番美味しい!

          小さい頃からカレーは大好きでしたが、お料理は得意ではないので、いつも市販のカレールーで、箱の裏の作り方通りのカレーしか作れませんでした。生まれて初めて、ルーではなくスパイスから炒めて作ったカレーを家族が食べて、「今まで食べた中で一番美味しい!」と言ってくれたのが嬉しくて、それからいろんなカレーを作るようになりました。本格的にも家庭的にもお手軽にもアレンジできて、どんな具でも受け入れてくれる懐の深いカレーが大好きです。 初めて彼氏に作ったカレーは、頑張りすぎて失敗してしまいまし

          カレーの思い出 500:今まで食べた中で一番美味しい!

          カレーの学校 授業レポート 44期@秋田:6限目の授業は「AIR SPICE 100号記念トーク」

          水野校長がカレーの学校運営の傍ら、2016年から続けている“毎月新しいカレーが作れるスパイスセット”のお届けサービスの誕生秘話や裏話、レシピの意味などが語られました。そこから見出せる事とは… 実際にカレー屋さんを運営していない人にとっても、何かをカタチにする時のヒントがありそうです ◾️AIR SPICE誕生のきっかけ 2015年頃にはすでに膨大な数のカレーレシピを世に届けていた水野校長。ですが商業出版の場合、ちょっぴり不満に思う事もあったそう。それは… ①記載できるス

          カレーの学校 授業レポート 44期@秋田:6限目の授業は「AIR SPICE 100号記念トーク」

          カレーの学校 授業レポート 42期 in 姫路 1限目

          姫路駅を出ると、清々しい風吹く五月晴れ。目の前には凛とした美しき白鷺城、足元にはサギソウの図柄が可憐なマンホール。 姫路会場となる調理室にギュギュッと集まった方々が着席します。 あれ?リーダーはいつくるの? 校長ひとりでのカレーの学校1限目が始まりました。 どの期も1限目のテーマは〝カレーとは何か?〟42回も同じ内容を?と思われるでしょうが、違うのです。そこがカレーの学校を何度も受けたくなる大きな魅力だと思ってます。水野校長の過去未来現在のカレー事に、時と場所、そして目の

          カレーの学校 授業レポート 42期 in 姫路 1限目

          カレーの思い出 499:これはまだ途中かい?

          7年前くらいに無印でカレーのキットを購入してからカレーにはまりました!!その後、自分でスパイスを調合して作るまでに。もう市販のルーなんて使いません!!友人にも好評! ある時実家(群馬の田舎)で両親にカレーを作りました。採れたて野菜(近くの畑で自分でとってきた)を使ってサブジを作りました。そして父が一言。「これはまだ途中かい?」と…。私はショックでした。何も言葉が出ません…。やはりルーカレーで慣れ親しんできた父にはインドカレーはカレーでないようでした。 →これはまだ途中かい?

          カレーの思い出 499:これはまだ途中かい?

          カレーイベントは無事に終了いたしました🍛

          こんにちは。少し時間が経ってしまいましたが、2024年4/20-21に行われた「カレーの学校【佐賀・唐津】第41期」、並びに「東京カリ~番長の一日だけのまぼろしカレー店」を唐津の地で開催することができました。 GWの始まる少し前だった時期にも関わらず、学校やカレー店を目指して、佐賀県内はもとより日本全国からカレー愛のある素敵な方達が集まってくれました。 学校の方では、いろんなバックボーンを持つ生徒さんの達のお話を聞けたのも興味深ったですし、水野校長の熱量に呼応するように、

          カレーイベントは無事に終了いたしました🍛

          唐津観光情報(ランチ)

          おはようございます。カレーの学校 In 唐津の現地コーディネーター乃淡です。 カレーの学校の授業は一日をかけて行いますので、気になるのがお昼のお食事事情。ちなみに日曜のお昼は皆さんご存知の通り[東京カリ~番長の一日だけのまぼろしカレー店]があるので、でこちらもぜひ! 今回は土曜のランチに最適な徒歩圏内のお店の紹介です。 ■魚処 亀山 お魚屋さんがやっている海鮮丼で有名。行列のできる人気店。 ■KARAEテーブル 義経の館から徒歩2分。おしゃれなカフェでランチも美味です。

          唐津観光情報(ランチ)

          唐津スペシャルカレーについて①(カレーの器)

          こんにちは。カレーの学校 in 唐津 のコーディネーター乃淡です。 いよいよ応募も締め切られ、4/20(土)-21(日)の開催も近づいて参りました。 そして4/21(日)に行われるスピンオフ企画  東京カリ~番長の一日だけのまぼろしカレー店 もお陰さまで予約が完売。たくさんのご予約をありがとうございました! 今回は当日のカレーについてのご紹介なのですが、開催にあたってご縁のあった唐津の方には多大なるご協力をいただきました。まさに唐津スペシャルという名の通りの特別な内容なっ

          唐津スペシャルカレーについて①(カレーの器)