カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると700人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕もたまには混ぜてもらって一緒に楽しむ。そんな学校です。水野仁輔

カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると700人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕もたまには混ぜてもらって一緒に楽しむ。そんな学校です。水野仁輔

マガジン

  • カレーの旅

    記録写真家ジンケ・ブレッソンによる写真。カメラを片手に世界各地をめぐりながら、「カレーとは何か?」を探る旅の記録です。

  • カレーの思い出

    Q. カレーの思い出を教えてください。笑える話、泣ける話、怒れる話、どうでもいい話、なんでも。集まってきた物語の数々を紹介しています。

  • カレーの寺子屋

    水野仁輔が制作中のカレー本について語るプロジェクトです。著者の本音を語ります。ラジオやトークイベント、記事などなど形を変えて実施。いつか「カレー本について語るカレー本」を出版できたらいいなぁ。

  • カレーのヒント

    水野仁輔が日常生活のふとした体験の中から、カレー活動のヒントになりそうなものを見つけて、思いのままに綴っています。日記みたいなもの?

  • カレーの授業

    「同じ授業は二度としない」がモットー。通学制『カレーの学校」で行われている、一風変わった授業の内容をレポートしていきます。

記事一覧

カレーの質問 036:全体にスパイスの香りにまとまりのある丸いイメージのカレーもいいのですが、ちょっと香りに角のある、香りが偏ったようなカレーが好きです。2日目のカレーより、作ったばかりのフレッシュなカレーの方が好きです。いつも作るときに、強火でスパイスを熱したり、最後の段階で煮込みを加えると、アロマが揮発してしまって香りが弱まってしまうのではと心配になるのですが、そんなことはないのでしょうか?

カレーのヒント 026:ナイアガラレーベル

カレーの思い出 104:ルウがおやつ

カレーの思い出 103:ぐったりカレー

カレーの思い出 102:なんでもすぐに行動

カレーの思い出 101:ガソリンスタンド横

カレーの質問 036:全体にスパイスの香りにまとまりのある丸いイメージのカレーもいいのですが、ちょっと香りに角のある、香りが偏ったようなカレーが好きです。2日目のカレーより、作ったばかりのフレッシュなカレーの方が好きです。いつも作るときに、強火でスパイスを熱したり、最後の段階で煮込みを加えると、アロマが揮発してしまって香りが弱まってしまうのではと心配になるのですが、そんなことはないのでしょうか?

スパイスの形状や投入タイミングによって生まれる香りの差は大きいと思います。スパイスの形状をどこまでつぶすか、どのタイミングで入れるのか、加熱時間は長いのか短いのか、火加減は強いのか弱いのかで仕上がりに残る香りが変わってきます。2日目のカレーは香りは明らかに落ちてしまいますね。(水野仁輔)

カレーのヒント 026:ナイアガラレーベル

カレー&スパイス専門の自費出版レーベル「イートミー出版」を立ち上げたのは、もう10年以上前。あのとき、「カレー界のナイアガラレーベルにしたい」と思った気持ちは今も変わらない。ナイアガラレーベルは、故・大瀧詠一さんが手掛けていたものだ。 当時から「紙メディアは終わった。もうネットの時代だ」と言われていたから、あえて紙媒体を作り続ける出版レーベルを立ち上げた僕に何人かが善意のアドバイスをくれた。「水野君がやりたいことは出版じゃなくてネットでやったほうがいいよ」と。 伝えたいことを

カレーの思い出 104:ルウがおやつ

うちの弟は幼稚園の年長の頃、靴を左右逆に履いているのを「反対だよ」と言うと靴の踵を前にしてつま先を後ろに履こうとするような感じの子だったのですが、ある日勝手に何かをバリバリ食べていたのを見つけたので「何食べてるの!」と母親が取り上げたら、それはカレーのルーでした。おやつだと思ったらしいです。 →独創的! カレールウをバリバリたべるとは。たしかに、あれはうまいですからね。僕も食べたことあります。でも、バリバリいけるほどは。濃厚だからたくさんは食べられません。チョコレート感覚な

カレーの思い出 103:ぐったりカレー

子供の頃に初めて家族の為に作ったごはんがカレーでした。ごくごく普通のカレーだったのですが2時間近くもかかってしまい、作り終えた頃にはぐったりしてました。 →すごいじゃないですか! 子供のころに2時間かけて家族のためにカレーを作るなんて! 2回目は1時間45分、3回目は1時間30分、4回目は……、とだんだん時間は短縮していくはずです。が、まあ、子供だから、「もう二度と作りたくない」となるのかもしれませんね。ぐったりしてお腹もすいて、それから食べるんだから、おいしかったんだろう

カレーの思い出 102:なんでもすぐに行動

昔、SNSのアイコンを自作のカレーの画像にしていたら、当時好きだった女性から「食べてみたい!」と言われ、自宅に招待した。しかし、食べに来る何日か前に「実は私もうすぐ結婚するんです」と言われ、複雑な気持ちで買い出し・下準備などを終え、当日、精一杯の笑顔で「本当におめでとう!」と伝えたことが忘れらません。「いいな」と思ったら、美味しそうなカレー屋や、気になる女性など、何でもすぐに行動する事が大切だと学びました。 →切ない思い出ですね。好きな女性に「食べてみたい!」と言われたら

カレーの思い出 101:ガソリンスタンド横

インド、コーチンのガソリンスタンド横の食堂で食べた魚のカレー。 特段「美味しい!」という印象ではなかったんですが、現地の労働者の人達で満席の賑々しい活気が忘れさせないのだと思います。 →いわゆるダバっていう場所でしょうか。高速道路のサービスエリア的な感覚でインドには食堂がたくさんあります。特段おいしいわけではないけれど、思い出に残るというのは、やっぱりその場の空気がよかったんでしょうね。僕もインドでレストランを探すときには、地元民で混雑しているところを選びます。日本にいると