カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると700人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕もたまには混ぜてもらって一緒に楽しむ。そんな学校です。水野仁輔

カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると700人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕もたまには混ぜてもらって一緒に楽しむ。そんな学校です。水野仁輔

マガジン

  • カレーの旅

    記録写真家ジンケ・ブレッソンによる写真。カメラを片手に世界各地をめぐりながら、「カレーとは何か?」を探る旅の記録です。

  • カレーの思い出

    Q. カレーの思い出を教えてください。笑える話、泣ける話、怒れる話、どうでもいい話、なんでも。集まってきた物語の数々を紹介しています。

  • カレーの寺子屋

    水野仁輔が制作中のカレー本について語るプロジェクトです。著者の本音を語ります。ラジオやトークイベント、記事などなど形を変えて実施。いつか「カレー本について語るカレー本」を出版できたらいいなぁ。

  • カレーのヒント

    水野仁輔が日常生活のふとした体験の中から、カレー活動のヒントになりそうなものを見つけて、思いのままに綴っています。日記みたいなもの?

  • カレーの授業

    「同じ授業は二度としない」がモットー。通学制『カレーの学校」で行われている、一風変わった授業の内容をレポートしていきます。

記事一覧

ジンケ・ブレッソンの世界カレー紀行

カレーの学校36期レポート 2限目「うっとり! カレーパン」

カレーの授業:第32期 in 沖縄・名護 レポート

カレーの授業:第31期6限目

ジンケ・ブレッソンの世界カレー紀行

「ジンケさんの写真集をうちから出しませんか?」 思いがけない、とはこのことを言う。今年のはじめ(だったかな)、僕はとある出版社から依頼をいただいた。瞬時に嬉しさが体中を駆け巡り、深呼吸をして、気持ちをなんとか落ち着かせ、それからお断りの返事を書いた。 2021年の秋、僕はカレーの人を卒業して記録写真家になった。世界中のカレーとスパイスだけを専門的に記録する写真家である。あれから2年が経った。写真家という職業は、料理人やシェフみたいなものと同じで資格がないから、なろうと思えば

2023年の現

縁とタイミングを割と大事にしている。 占いも願掛けも運命も霊も前世も来世も何も信じないのに、 縁があるないとか、タイミングが合う合わないとかは考えることがある。 「いつか行ってみたい」と思っていた場所にマチュピチュがあった。 ところが、ペルー旅が具体的になった頃にはすっかり興味を失っていた。 タイミングが合わなかったということだろう。 今年の2月にペルーを旅した。 旅の目的は南米原産の唐辛子とペルー料理。 同行したシェフ仲間が「せっかくだからマチュピチュも行きたい」と言う

2024年の夢

♪ あれもしない これもしない もっとしない もっともっとしない ♪ ザ・ブルーハーツの「夢」という曲の歌詞をもじってみる。別に歌う必要はないけれど、「な」を「た」に変えれば、甲本ヒロト氏の歌声が頭に鳴り響く。このスタンスを貫いているのが、水野仁輔というカレーの人である。することを決めるのではなく、しないことを決めるというのは、優れた経営者の特徴らしい。が、水野の場合はそんな高尚なものではなく、極めてくだらないことを「しない」と決めているのだ。 ・飲食店の営業日時は調べな

カレーの学校36期レポート 2限目「うっとり! カレーパン」

この日のテーマはカレーパン。「新しく美味しいカレーパンの進化系を一緒に考えます」。36期の募集記事を見て一番どうなるかわからなかったのがこの授業。カレーパンもあらゆるタイプがある今、新しいものを提案するとしたらどうなるの?そして……「うっとり」?ハテナだらけで足を運んだ大井町の会場には、水野校長、リーダー、そして9人の36期メンバーが待っていました。 みなさん飲み物をオーダーし、授業のはじまりです。まずはおさらい。はじめに『LOVE SPICE』(小冊子)の新刊が配られてか

カレーの授業:第32期 in 沖縄・名護 レポート

★初開催となる沖縄「カレーの学校」は、やんばるアートフェスティバルの一環として、会場の体育館で行われました。 ●1限目:カレーとは、何か? 毎期恒例のこの授業。好きなカレーは何?を生徒の皆さんから集め、それぞれについて水野さんが話題にして行きます。カレー店の話から世界のカレー事情まで縦横無尽に語り、カレーについての捉え方が広がります。 もうひとつは、あなたに取ってカレーとは?の質問。水野さんとリーダーも今までと違う答えを捻り出します。32期の皆さんはどうやら「幸せ」や「楽し

カレーの授業:第31期6限目

スリランカカレーを作る スリランカカレーがなぜ美味しいのか?   最終授業は、カレーを作るデモンストレーション 水野校長がレシピに込められた意味を紐解き、独自のテーマを掛け合わせて、今日作りたいカレーを仕上げていく     神戸・カラピンチャの浜田シェフのレシピが配られ、 水野校長とリーダーがこのレシピをどう料理するか話し合う。   今日の授業の流れで、水野校長が閃いた! ノンオイルで作ろう!!   「焙煎スパイス薫る ”ノンオイル” スープチキンカレー」   高々と宣言した