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カレーの授業:第31期6限目

スリランカカレーを作る
スリランカカレーがなぜ美味しいのか?
 
最終授業は、カレーを作るデモンストレーション
水野校長がレシピに込められた意味を紐解き、独自のテーマを掛け合わせて、今日作りたいカレーを仕上げていく
 
 
神戸・カラピンチャの浜田シェフのレシピが配られ、
水野校長とリーダーがこのレシピをどう料理するか話し合う。
 
今日の授業の流れで、水野校長が閃いた!
ノンオイルで作ろう!!
 
「焙煎スパイス薫る ”ノンオイル” スープチキンカレー」
 
高々と宣言した後に、IHでフライパンが使えない問題勃発。
その問題を解決していく裏テーマができ、
リーダーがせっせとアルミの寸胴でチキンを焼いて、油を引き出していくことに…

さて、本来の浜田シェフの
「焙煎スパイス薫るチキンカレー」
1. 材料(2,3以外全て)を鍋に入れて煮込む
2. チリパウダーを焙煎し焦げ茶色になったら鍋へ
3. ココナッツミルクを加え軽く煮込む。
 
レシピの注意書き
・鍋に材料を入れて、「優しく」混ぜ合わせる
・あまり強く混ぜずに時々鍋を「優しく」揺らして混ぜる程度
ほぼハンズオフ、あまり手を加えずに完成させている。
 
スリランカカレーの特徴は、
カレーに使う材料を全部土鍋にいれて、煮込んで完成。
 
スリランカのレシピをゴールデンルールの7ステップに分解していく。
全ての調理ステップには意味や狙いがある。
 
浜田シェフのレシピを当てはめると…

今日のテーマ
「スリランカカレーはなぜ美味しいのか」
 
カレーを美味しくする方法は、
材料を工夫するか、作り方を工夫するか
スリランカカレーの単純な作り方を見てわかるとおり、
スリランカカレーは材料が美味しい!!
 
・ゴラカ
・ココナッツミルク
・カラピンチャ
・骨つき肉
・ローストスパイス

インド料理を作っているシェフからすると、スリランカカレーは技術的につまらないように見えることもあるそう。
テクニックはいらない、とみえることもあるから。

構成を理解して組み立てるのが、サイエンス型
現地のお母さんの作り方は、カルチャー型、
どちらも美味しいカレーができる!
 
そして、レシピで大事にしたいのは、材料ではなく原材料
自分で正体がわかっているもので料理を作りたい。
何をいれてどうやったから、こうなった。自分のおかげでうまいものを作りたい。水野校長のこだわりと執着は全てここにある。
 
自由に自分が作りたいカレーを楽しむ。
“カレープレーヤー”の境地が少し見えてきたでしょうか。
 
日本では、150年しかないカレーの歴史
まだまだ未開拓なので、それぞれに自由に楽しんでいきましょう。
 
受講生の皆さん、2日間お疲れ様でした。


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