カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると700人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕もたまには混ぜてもらって一緒に楽しむ。そんな学校です。水野仁輔

カレーの学校

別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると10人以上の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると700人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕もたまには混ぜてもらって一緒に楽しむ。そんな学校です。水野仁輔

マガジン

  • カレーの旅

    記録写真家ジンケ・ブレッソンによる写真。カメラを片手に世界各地をめぐりながら、「カレーとは何か?」を探る旅の記録です。

  • カレーの思い出

    Q. カレーの思い出を教えてください。笑える話、泣ける話、怒れる話、どうでもいい話、なんでも。集まってきた物語の数々を紹介しています。

  • カレーの寺子屋

    水野仁輔が制作中のカレー本について語るプロジェクトです。著者の本音を語ります。ラジオやトークイベント、記事などなど形を変えて実施。いつか「カレー本について語るカレー本」を出版できたらいいなぁ。

  • カレーのヒント

    水野仁輔が日常生活のふとした体験の中から、カレー活動のヒントになりそうなものを見つけて、思いのままに綴っています。日記みたいなもの?

  • カレーの授業

    「同じ授業は二度としない」がモットー。通学制『カレーの学校」で行われている、一風変わった授業の内容をレポートしていきます。

記事一覧

ジンケ・ブレッソンの世界カレー紀行

ジンケ・ブレッソンの世界カレー紀行

「ジンケさんの写真集をうちから出しませんか?」 思いがけない、とはこのことを言う。今年のはじめ(だったかな)、僕はとある出版社から依頼をいただいた。瞬時に嬉しさが体中を駆け巡り、深呼吸をして、気持ちをなんとか落ち着かせ、それからお断りの返事を書いた。 2021年の秋、僕はカレーの人を卒業して記録写真家になった。世界中のカレーとスパイスだけを専門的に記録する写真家である。あれから2年が経った。写真家という職業は、料理人やシェフみたいなものと同じで資格がないから、なろうと思えば

2023年の現

縁とタイミングを割と大事にしている。 占いも願掛けも運命も霊も前世も来世も何も信じないのに、 縁があるないとか、タイミングが合う合わないとかは考えることがある。 「いつか行ってみたい」と思っていた場所にマチュピチュがあった。 ところが、ペルー旅が具体的になった頃にはすっかり興味を失っていた。 タイミングが合わなかったということだろう。 今年の2月にペルーを旅した。 旅の目的は南米原産の唐辛子とペルー料理。 同行したシェフ仲間が「せっかくだからマチュピチュも行きたい」と言う