カレーのヒント

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カレーのヒント 015:月並みな感想

ジャマイカ・キングストンでジャークチキンを食べた。ずっと憧れていた、オールスパイスの木の枝でスモークしたやつだ。感動的においしかった。そして、僕がこれまでたべたことのあるジャークチキンは、ジャークチキンではなかったのかもしれない、と思った。

なんと月並みな感想だろう。

とにかく風味が全く違ったのだ。知人の紹介で会ったコーヒートレーダー会社のオーナーさんと、ジャークチキン屋さんのオーナーシェフと

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カレーのヒント 014:ロック・ステディ時代

メモ帳に「スパイス・ハンティング・ワークス」とある。説明のようなものは特になく、「スパイスビンゴ」と追記している。なんとなく、イメージしたことは憶えているけれど、具体的に何に閃いたのか、思い出せない。メモというのは細かく書いておくほうがいいのかもしれない。でも、まあ、忘れてしまうくらいなら思い出すまでまてばいいし、思い出せないくらいなら、大したアイデアではないのだろう。しかし、酔ってたのかな。

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カレーのヒント 013:わからないもの

「とにかくぼくは、これだと思ったら何回でもくりかえして作るからね。作りたくなくなるまで作るの。なにごとかがわかるまではね。チキンカレーも、ベジタブルカレーも、フィッシュカレーも、ぼくはそういうふうに作ってきたし。なにかがわかったら、もう作る必要はないんだ。カレーを作る快感っていうのは、なにかわからないものがあるから、なにかエタイのしれないものがあるから感じられるんだよ。それがあるからこそ、いつまで

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