カレーの思い出 263:アイアムジャパニーズ

母方の家族のカレーは味も景色も思い出せるのですが、父方の家族のカレーは何も思い出せないな、と思ったら、祖父がカレーを食べたがらなかったことを思い出しました。そしてこの祖父はどこからどう見てもインド人にしか見えません。日本語を話していることに違和感を感じるような風貌です。その昔、成田空港にいたとき、まだ小さかった私の手を引いて歩いていたら、5人ぐらいのインド人(もしくは周辺諸国)に囲まれ、何やら色々現地語で話しかけられていましたが。
私には恐ろしい光景でした。祖父も「アイアム ジャパニーズ」を繰り返していました。祖父は20年ほど前に亡くなりましたが、葬式の時も、遺影を見た通行人に「あれはインド人の葬式かね?」と言われるほどでした。祖父は若いころからインド人っぽいと言われ続けていたのが原因なのかカレーを食べたがらなかったと祖母が言っていました。そんな父方家族の、カレーを食べなかった思い出です。

→どこからどう見てもインド人にしか見えない祖父。その顔を見てみたいです。「日本人初のインド人」と呼ばれている僕ですが、顔を並べても勝てる見込みはありませんね、きっと。(水野仁輔)

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別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると50人の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると500人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕は取り残されてちょっぴり寂しくなる。そんな学校です。水野仁輔

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