カレーの実験 001:鶏キーマにおけるホールスパイスの違いが与える影響について
去る8月27日に水野さんの新しい“キッチン”にて、これまた新生「カレーの実験」グループ有志による第一回試作会を行いました。
議題は「鶏キーマにおけるホールスパイスの違いが与える影響について」。
ホールスパイス以外はすべて同じ条件で3つの鍋に分かれての実験を行いました。
◎キーマA:カルダモン/クローブ/シナモン
◎キーマB:マスタード/レッドチリ/メティ
◎キーマC:クミン/コリアンダー/フェンネル
調理後には試食を行い、参加者それぞれが3つのカレーの感想を述べました。
そして一番いいなと思うカレーを選んだのですが、これが見事にバラバラでした。
しかし他の人の味覚や主観的な好みをつぶさに聞くことができ、大変興味深く楽しい会となりました。
最後に総てのカレーを一つに混ぜてみんなで試食したのですが、美味しくはあるもののそれぞれの個性がわかりにくくなって、なんだかぼんやりとしたカレーになってしまったのが驚きでした。
やはり少数先鋭でスパイスの個性を出していったほうが面白いカレーが作れるんだなということを実感した瞬間でもありました。
これからもカレーにおける「?」を、まずは自分の手を動かしながら考える「カレーの実験」は続いていきます。次の報告もお楽しみに!(乃淡雅子)