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カレーの授業:第28期6限目

新潟での最後の授業のテーマは〝インド料理の真髄〟です。ハリオムシェフのベースのマサラを駆使したレシピのないインドカレーに迫ります。

毎期、カレーの学校の授業に組まれているひとつに、水野校長とリーダーの調理デモンストレーションがあります。もちろん毎期テーマも変わりますし、作るカレーも違います。何より嬉しいのは、カレーの人がカレーを作っている所を、実際に見れる事でしょう。

ハリオムさんのベースマサラを再構築

まずは卒業生にはおなじみの、カレーの〝ゴールデンルール〟についてのお話です。みなさんはすぐに理解できたでしょうか?私は何度も聞いて、作っている所を実際に見て、ちゃんと理解できるまで、とっても時間がかかってしまいました。

そう、きっと料理をする時、私はずっとカルチャー寄りだったのです。サイエンスの考え方があるなんて、全く知りませんでした。しかもカレーのベースは同じでも、そこから足し算、かけ算が入り、色とりどりのカレー、〝デザインカレー〟が作れてしまうなんて!もうドキドキのワクワクです。

でもこの日はレポーターなので、そんなワクワクしててはいけません。ドキドキも封印して、目を凝らし耳を澄まします。

カスリメティは少し炒ると香りが際立ちます。

ベースに使うハリオムさんのマサラの解説が終わると、ライブクッキングにおける指針を、校長が熱く語ってくれました。

「大事なのはレシピではありません。
レシピレパートリーが頭の中にあるのではなくて、メソッドが頭にある。それを再現できるテクニックが自分には身に付いているので、あとはその場で考える。どうなるのかは、僕らもわかりません。でもそこそこおいしくなると良いなあ〜。」

なんともカッコイイお言葉
まさにフリージャズの精神

どんどんカレーが出来上がって行きます。ずっと見ていたい…

この日のテーマはこちら
【インド料理のメソッド=ゴールデンルール✖️デザインカレー】
玉ねぎの切り方、炒め方、ホールスパイスとの合わせ方は状況に合わせて方法を変え、4種類のカレーの味と香りのバランスをとりながら、ソースの色を調整。知らなかったハーブの扱い方やリーダーの丁寧なベース作りに、なかなか決まらなかったサグとジャガイモのマッチング…と、見どころたっぷりでした。

1時間であっという間に4種・4色の美しく、美味しいカレーが出来上がりました。

出来立てをみんなで試食、幸せです。ずっと食べていたい…


2日間での、28期のみなさんのドキドキ、ワクワクが好奇心とともに、今後の活動のお役に立つことを願います。
ご卒業、おめでとうございます!

◆レポートを読んで授業を受けてみたいと思ったら…
次回カレーの学校が、12月3日(土)、4日(日)に南三陸で開催されます!締め切りは11月12日(土)。

詳細、ご応募はこちらからどうぞ。

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