カレーの授業:第23期 3限目
まずは音楽を聞いてください
Bluetoothを介して流れてくる4曲には、実は深い関連性があります。
プロコル・ハルム 『青い影』
バッハ 『G線上のアリア』
チューリップ 『青春の影』
Sweetbox 『Everything's gonna be alright』
青い影はG線上のアリアが原曲と言われていて、青い影を聴くと青春の影を思い出し、Sweetboxはバッハのサンプリングとラップを融合させている。全てのベース(原曲)が〝バッハ〟という共通点。
音楽の世界で行われている事を、カレーの世界に置き換えて何かやりたい。
カバー / トリビュート / ベスト版…
新刊予定のレシピ本は、音楽でいう〝Remix〟になるのでは?
カレーの学校のみんなでレシピ本を作りたい
5月に発刊予定の前代未聞のレシピ本作りには、半年間費やす事に。
・編集者、カメラマン、デザイナーも卒業生。(スタイリストはなし)
・〝カレーのMOOKプロジェクト〟のグループを立ち上げる。
・著者とシェフが共同開発したレシピ本。(まだ誰もやってない)
・30人近くシェフが必要。普段から付き合いのあるシェフではなく、
グループ内卒業生の推薦から選出する。(予定調和は面白くない)
・レシピ撮影時の作り手は全て水野校長。(ここがRemix)
シェフの色を全面に出したい
食べ歩きからスタートした100件近い候補店からの選出後、シェフへの依頼は心を込めた〝お手紙〟にて。快諾していただいた各シェフには、〝あなたが一番自分らしいと思っているベースのレシピを出して欲しい!自由に!〟と伝え、集まったレシピをフォーマットにて整理していく…
各シェフとは対談を行い、テクニックや大切にしている事を聞き出すのが、今は楽しくて仕方ない。先ずは自分がしたいものを全面に出し、最終的には読者にとってどれだけ価値があるものに転換していけるのかを考えたい。今回の撮影本番は特に腕がなる。シェフ達にはRemixした写真を見てもらい、〝さすがだな〜〟という感想をもらいたい!
水野校長のレシピ本制作秘話は、カレーの学校、座学の真骨頂かと思います。本作りに対する熱い想いは、みんなの心にも共鳴したと強く感じました。
ゼミの時間も、本格的に進み始めた様子。きっと来週にはさらに楽しい時間となる事でしょう。