カレーの思い出 098:ホンモノのカレーライス

あれは確か忘れもしない小5の調理実習でカレーライスを作った時のこと。まずは玉ねぎをみじん切りにすると言う。「…はて?ウチのカレーはみじん切りにしないぞ?」、そしてお次はあめ色になるまで炒めるとな。「・・・?あめ色って何だ?甘いの?」言われるがまま炒め続けるが、不安…こんなに炒めて大丈夫なのだろうか?家カレーとの工程のギャップにかなり気持ちがブルーになりかけた頃、いよいよS&Bカレーパウダーと小麦粉投入!!!待ってました!気分が一気に盛り返してきたのはいいが、またさらに炒める。「・・・一体いつ食べられるんだろうか?」とみんなが思う頃、先生が用意していたブイヨンスープを投入。茹で野菜をのせて完成~♪ が、ルーはしゃばしゃば、いざ試食すると生まれて初めての味に「ま、まずいっ!苦すぎる!カレーじゃない!」。しょんぼりしながらカレーライスを担任の先生に届け、試食してもらったら「うまい!こりゃ本物のカレーライスだ!!!」と目を見開いて感激して食べてくれた。割烹着を来た生徒たちは一同「ぽかーん」。まだ11歳の子供には早すぎた本物のカレーの味。ほろ苦い、でも今のカレー好きの私をつくったいい思い出。

→カレー粉と小麦粉でカレーを作ろうとすると、確かによく炒めるプロセスが大事になってきますね。小麦粉を入れてからは焦げやすくなるから、そこで焦げてしまったんでしょうか。このカレーは成功していたんでしょうか。失敗していたんでしょうか。成功していたとしたら先生は正直にリアクションしたことになりますね。失敗していたとしたら、先生は、生徒さんたちを傷つけないように演技をしたんでしょうか。

(水野仁輔)

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別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると50人の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると500人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕は取り残されてちょっぴり寂しくなる。そんな学校です。水野仁輔

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