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カレーの実験052:カレーの粉・ローキック完結編

日時:2022年6月24日(金)18:30~ 場所:ルーム 参加者:岡田、河合、黒澤、竹田、田中、林、安田、横田

1.目的
前回(https://curryschool.jp/n/nb8bdc55b9767)、味はバッチリだったので材料の配合は大きく変えず。料理工程を変えてより美味しく炊きたい

2.内容 まったく同じ材料を2つ準備し、①鍋炊きと②炊飯器で炊きあがりを比較する
(1)レシピ作成・準備
ビリヤニの粉:フライドオニオン20g、長ねぎ12g、ズッキーニ12g、しらす12g、さきいか12g、梅干し2g、キウイ2g、にんにく2g、しょうが2g、塩(①は12g、②は15g)山椒2g、クミン6g、コリアンダー10g、チリ2g、ターメリック1g、ブラックペッパー2g その他:子持ちししゃも240g、バスマティ米(LAL QILLA traditional)300g、水800ml、油80g 湯取り:水1.5ℓ、塩25g
※前回からの変更点 ・たまねぎ(20g)⇒フライドオニオン(20g)に変更 ・キウイ(2g)を新しく追加 ・子持ちししゃもを60g増量 ・油を30g増量 ・山椒は粗挽きにし後入れにする ・①鍋炊きは湯取りするために粉の塩を減量

・調理方法:
①鍋炊き
1.子持ちししゃもを魚焼きグリルで10分焼く
2.バスマティ米を分量外の水で1時間30分浸水する
3.ビリヤニの粉(山椒以外)、水、油を鍋に入れ強火にかける→沸騰したら中火で5分→ししゃも3/4量を加え中火で5分
4.別鍋で湯取り用の水と塩を入れて沸かし、沸騰したら水を切ったバスマティ米を加えて5~7分茹でる
5.3.の鍋にバスマティ米を5分の段階で2/3量、7分の段階で1/3量を湯を切って加え、ししゃも1/4量を重ね、蓋をして蒸気が出るまで加熱→弱火にして25分加熱する
6.蓋を開けて全体を軽く混ぜ、山椒の粉を加えて、蓋をし10分蒸らす

②炊飯器
1.子持ちししゃもを魚焼きグリルで10分焼く
2.バスマティ米を分量外の水で1時間30分浸水する
3.分量の水を沸かし、ビリヤニの粉(山椒以外)、油、ししゃも3/4量と一緒に炊飯器の内窯に入れて10分ほどなじませる
4.内窯に水を切ったバスマティ米を加え、早炊きモード(35分)で炊飯する 5.蓋を開けて全体を軽く混ぜ、ししゃも1/4量、山椒の粉を加えて、蓋をし10分蒸らす

(2)感想
①鍋炊き:食感フワフワ、味はまばら感が良く、よりビリヤニらしい仕上がりになった
②炊飯器:食感ベチャ⇒時間経過でパラに、味は均一だがそれも良い、前回よりも粉っぽさが減った ・山椒の後入れは正解。最初の香りは弱く感じたがジワジワ効いてきた。まさにローキック ・前回と比較して酸味、オイル感も強まり、全体的にバランスがよくなった ・ししゃもは前回よりも形が残っていた。事前のグリルが前回よりも長かったからと思われる。具として存在感があったが崩れた方が米の旨味が増しそう
(3)改善点 ・①②ともに塩味が強かった。しらす、さきいかの塩分を考慮し塩を30%くらい減らすのが良さそう ・調理工程が複雑になってしまったので、もっと工程を簡略化したい

4.総括
前回と比較しよりビリヤニらしさを出せたと思う。ただしカレーの粉の「事前準備は大変だけど、調理は早くて簡単」という部分からはだいぶ逸脱してしまったかな
それでも普通に1からビリヤニを炊く時と比較すると調理時間も短く済むし、食材の持ち運びが楽なのでBBQとか出張調理とかには向きそう
一旦レシピとして固まったので「ビリヤニの粉」は完成として他のカレーの粉実験に移りますが、いつか別食材でのレシピ作成も挑戦してみたい

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