カレーの思い出 294:そこはカレーじゃないんかい!

昔、会社の同僚に、「フクちゃん」というヤセ型で色の白い、1つ年下の男子がいました。殺伐とした職場でよく2人でケラケラと笑い合っていました。フクちゃんは、「カレーと言えばフクちゃん!」と言われるほど社内でも有名なカレー好きでした。当時、世の中のカレー事情に詳しくない私に、初めてCoCo壱のカレーを教えてくれたのもフクちゃんでした。今でもフクちゃんを思い浮かべると、冗談ではなく、黄色いモヤが掛かっているくらいカレーの印象が強い人でした。
ある朝、「おはようございます」と入ってきたフクちゃんの顔が、1.5倍ほどにパンパンに膨らんでいました。あまりの変わりように、声も出ず、動揺していた私。そんな私を見て、すかさずフクちゃんがひと言。
「あっ、夜中に無性に食べたくなってカステラ1本食べたら、朝こんなんなってました」
深刻さが一気に緩んで、「そこはカレーじゃないんかい!」と涙しながら大笑いしてツっこんだのは、今となっては遠い、ほのぼのとした思い出です。

→フクちゃんはいま、カレーとカステラ、どっちが好きなんだろう? 気になる!(水野仁輔)

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別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると50人の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると500人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕は取り残されてちょっぴり寂しくなる。そんな学校です。水野仁輔

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