カレーの思い出 264:彼のガレットデロワ

昔付き合っていた彼とのお話です。クリスマス時期、ガレット デ ロワが食べたいけど大きいから、やめよう。という話をしていたところ、私はただただ味が好きなので食べたいだけなのに、おそらく彼はフェーブを取り出す楽しみを味わいたい と思っていたようでした。そして忘れもしない12/22。ちょっと早いけどクリスマスには会えないので、この日に二人で食事をすることに。
近所のケーキ屋さんで小さなショートケーキを一つ買い、食事は、私がカレー好きと知っていて彼がカレーを作ってくれました。彼が盛り付けてくれ、食べていましたが、具のじゃが芋を食べたときに異変が。なんと、指輪が入っていたのです。おそらくクリスマスプレゼント。彼は私がガレットデロワを食べたがっていたのを覚えていて、指輪をフェーブの代わりに隠し、プレゼントしてくれたのです。しかしそれで私の歯の詰め物が欠けました。
そう、その日は12/22。翌日は祝日。歯医者に行けず丸 一日以上痛いまま過ごし、また、カレーに入れられ煮込まれた指輪はサイズが合わず。しかも安物のため変色。私は単にバターの風味たっぷりなガレットデロワが食べたかっただけ。フェーブなんて女々しいものはどうでもいいんです。そんな、くそ迷惑なカレーの思い出です。

→ジャガイモに指輪! 想像するに衝撃的な映像ですね。カレーとは実に懐の深い料理で、あらゆるものを受け入れてごった煮してもおいしくしてくれますが、さすがに指輪が煮込まれたカレーは聞いたことがありません。そして、その彼のお門違いな愛情表現もきっとカレーは受け入れ拒否だったんでしょうね。(水野仁輔)

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別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると50人の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると500人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕は取り残されてちょっぴり寂しくなる。そんな学校です。水野仁輔

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