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カレーの授業:第31期2限目

2限目のテーマはレシピ本の楽しみ方。水野校長が強烈に嫉妬した〝あの本〟とは?リーダーの(良い声による)朗読付きでレシピの魅力を探ります。

▲とにかく、本を作るのが好き
書籍というメディアが大好きな水野校長。今年の新刊5冊を入れると商業出版では70冊。自費出版レーベルにおいては100冊以上を世に送り出しています。新刊5冊は一体どんなレシピ本なのか、驚異的な撮影数や妄想で楽しみを見出していった本、以前から興味があったジャンルもあれば、マニアックなスパイスの専門書、初めての小学生向け自由研究
本もあるようですよ。楽しみですね。

▲とにかく、嫉妬した本

水野校長の書評とリーダーの朗読が始まりました。

●「スリランカカリーをつくろう」スリランカ人のシェフとスタッフのゆる〜い会話でレシピが紹介されていく。どうでも良いやりとりの中に大事なヒントやポイントがあり、面白い!こんなのやりたかった!
●「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」このタイトルの本は僕が出したかったーと悔しがる校長に、著者の有元葉子さんが〝この本は簡単には作れないのよー〟と返された名著。
●石垣島にあるペンギン食堂さんのまかないをいくつか紹介した本。材料にいっさい分量が書かれていなくて、10年前に読んだ時にあー先にやられたーってすごく悔しかった本。

この3冊の本には、いろんな表現を使いながら料理の正解は自分で見つけて下さい〜と言っているのが読み取れる。それこそがまさに料理の〝本質〟なのですね。

▲とにかく、本質を伝えたい
授業の最初に校長が言った、〝理想の本〟についての言葉が印象的でした。
〝実用的である〟のが売れる本。でも自分が作りたいのは〝創造性がある〟本。
そしてユニークでちょっと遊びがあるのが理想。
カレーの本質を追求する事、見極める事、本質を根底に置いて創造的に本を創ろうとしている。新刊5冊の中の〝カレーの本質〟たくさん見つけたいですね。

▲とにかく、将棋の話をしたい

最後の1冊は校長が愛してやまない棋士、郷田真隆氏の新刊の熱い解説でした。

将棋の対局時におけるビジョンの大切さが、いつの間にかカレーに置き換えられたさすがの締めくくり法。ビジョンのないカレーでは幸せにはなれないんですね。


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