カレーの実験 047:カレーの粉山編 第3回実験 レポート
日時:21年12月16日(木)
場所:ルーム
参加者:岡田、河合、黒澤、田中、竹田、安田、横田、林(記)
1.背景・目的
●きのこを活かした”カレーの粉 山編”を開発する
●第3回では、第2回で発見した以下の仮説を検証するため実験する
・きのこは30g/4人前レシピが適量でおいしい?
・酸味、辛味のアクセントを加えるとおいしい?
・粉をもっとファインにするとおいしい?
・うまみとしてバターミルクを加えるとおいしい?
2.内容
(1)レシピ検討
●きのこに合う酸味、辛味、うまみの検証のため、今回新たに以下材料を追加する
・酸味:梅干し、アムチュール、タマリンド
・辛味:青唐、カードチリ
・うまみ:バターミルク
●上記材料を基準に以下3レシピを作成した
①ねらい:和風のイメージ
梅6g(酸味)
青唐3g(辛味)
今半しいたけ10g
丹波しめじ10g
ひらたけ10g
シナモン2g
クミン4g
BP2g
コリアンダー6g
ターメリック1g
クローブ2g
+共通レシピ(後述)
②ねらい:インドのイメージ
アムチュール4g(酸味)
タマリンド3g(酸味)
カードチリ3g(辛味)
まいたけ10g
エリンギ10g
しいたけ10g
ローストクミン3g
ローストマスタードシード3g
ローストBP3g
パプリカ2.5g
ターメリック1g
コリアンダー5g
+共通レシピ(後述)
③ねらい:洋風のイメージ
バターミルク30g(うまみ)
カードチリ3g(辛味)
シャンピノール10g
マッシュルーム(ホワイト・ブラウン)13g
ジャンボマッシュルーム7g
ナツメグ1.8g
クローブ2g
シナモン2g
BP2g
コリアンダー8g
ターメリック1g
+共通レシピ(後述)
※共通レシピ
玉ねぎ16g
トマト13g
にんにく2g
しょうが1g
柿4g
塩6g
油70g
水400g
●作り方(共通)
・材料を全て鍋に入れて混ぜて10分放置
・強火で沸騰したら20分弱火で煮込む
・できあがり
●気付き
・10分放置することで粉がソースとしてよりなじむ?
・①と比較して②は粗びき、③はファインになった
(2)結果
●全部おいしい!
●それぞれの感想、気付き
①:きのこ感1番強い、梅干感弱い→きのこが強いから?、酸味はしっかりだが遅れてくる感じ、フレッシュ、なめらか
②:ローストスパイスがきのことの相性が良い、①より酸味が立ってる最初からある感じ、アムチュール感がわからない、カードチリのうまみがある、1番辛い、きのこは香りは少ないけどうまみが効いている
③バターミルクパウダーときのこのバランスがとても良い、バターミルクパウダーの分量ちょうど良い、カードチリだけでは酸味はない、なめらか
全体:粉をファインにすることは大事、香りではなくてうまみきのこが扱いやすい、油・水の分量はOK、柿の甘味も大事
●仮説に対しての結論
・きのこは30g/4人前レシピが適量でおいしい?
・酸味・辛味のアクセントを加えるとおいしい?
・粉をもっとファインにするとおいしい?
・うまみとしてバターミルクを加えるとおいしい?
→おいしい!!
3.今後の予定
●山編完成に向け、これまでの検証結果を活かし最終レシピを検討する
●解明したいこと、決めたいこと
・ベストなきのこの組み合わせとは?
・きのこに合うスパイスとは?
・レシピの目標バランス(きのこ感/スパイス感/酸味/甘み…など)を決める