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カレーのグッズ『カレーの器』レポートその2  ~8月27日(土)~

カレーの器日記

カレーのグッズ企画製作プロジェクトグループ第一弾「カレーの器」PJの第2章として、本日は菊ねり・ロクロ成形・削り・黒化粧土塗りの工程で2度目の工房見学へ行って参りました。

13:20渋谷セルリアンタワー前出発
14:15秋谷先生の工房到着
14:20ロクロ作業
14:55カレーの学校ロゴ判押し
15:00黒化粧土塗り

ツクツクボウシの鳴き声をBGMに、ロクロは静かに回り始める。
まだまだ30度越えの残暑の中、気持ちの良い風が通り抜ける工房。
今回も素敵な環境の中で、そして天気にも恵まれ、見学・器づくりについて教えて頂くことができた。

1.ロクロ前作業

ロクロ作業工程に入る前に、まずは器の素材の基盤となる粘土をパンや蕎麦をこねるように手ごねする。
手ごねするのは、空気を抜くためのよう。
粘土の塊を少しずつ回しながら、パン作りでの"のばしごね"のような持ち方で、粘土の塊を掌の付け根で押しながら、ヒダをつくる。放射線上に並んだヒダが、菊のような模様なので、これを菊ねりという。
その流れで最後は、放射線上の各ヒダを纏め、どんぐりのような可愛い塊に((´艸`*))

2.ロクロ作業

できた可愛い塊を、いよいよロクロの上に載せる。ロクロと手びねりで成形する。
ロクロに配置した塊を手で押しながら、どんぐり形状をベイクドチーズケーキのように平らな形状にする。
そこからロクロを回しながら、手で器(お皿)の形状を作っていく。道具を使ってあっという間にリム(お皿の縁)が付いて、もうあのお皿の原型が出来た!😃


つぎに、上下逆にして削って、器の裏側の成形。高台(器の底につく台)の成形でも道具を使って削る。
器を手で軽く叩きながら、音・感触などを掴み、器と会話されながら成形していくとのこと。
また、削った粘土は、ロクロの遠心力で取り除いたり、細かい破片などはハケで取り除いたりする。

水野校長が自ら彫って下さった、可愛いカレーの学校ロゴを判印、秋谷先生のサインが入り、黒化粧土をたっぷり塗って本日は完了。(たっぷり塗らないと下の赤土の色が出てきてしまうので)
※ カレーの学校ロゴを判印する判子の作り方もご説明頂くことができました。

その後は通常1~2週間ほどかけて乾かす。
まず丸1日は風などがあたらない環境で乾かし、その後は外や扇風機などの風を積極的にあてて乾かしていく。
最初の1日は風があたると、あたった場所とそうでい場所とで乾き具合の違いが歪みの原因になるためだとか。
なるほどな〜🤔
乾かすと、ひと回り小さくなり、更に焼くとまた小さくなるので、最初は直径30㎝くらいで作る。

前回は陶芸の奥深さをお話をお聞きして痛感し、今日は実際の秋谷先生の技術を拝見しながら、
何十年もの経験からしか得ることのできない、逸脱した職人の見極め力の凄さを目の当たりにしました。

視覚、聴覚、力覚などの情報から研ぎ澄まされた感覚の技🤔

私は現地でとんでもないハプニングをやらかしてしまい、テンション⤵︎でしたが、それは私よりも秋谷先生はじめ一緒にいた皆様の方こそですよね🙇‍♀️
本当にごめんなさいです🙏
何かのドッキリだったらまだよかったのに‥と思ったくらい😭💦


また、最後に薪で焼く方法についてもまた詳しくお話をお伺いして、窯焼きではない面白さを、実際に体験させて頂いたかのように、写真と共に丁寧に教えて頂き、今日もとても貴重な経験をさせて頂きました。

貴重なお時間を、そしてステキな体験を一緒に共有させて頂きまして、本当にありがとうございました😊

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