カレーの思い出 057: Blue Sky Curry

僕は母親が作るカレーは、皆が言うほど好きではありません。カレーにハマったのは、インドへ行ったのがキッカケです。カジュラーホーにある「Blue Sky」というレストランで食べた「バガディ ベイガン イン ココナッツ」というカレーが衝撃的にうまくて、「カレーはこんなにおいしいのか」と思ったのをよく覚えています(今考えると、日本のカレーにはない「香り」「甘み」にやられたんだと思います)。インドでこんなにおいしいなら、日本にはもっとうまいカレーがあるだろう、と思い、カレー屋巡りを始め、今に至っています。※よくよく聴いたら「Blue Sky」のシェフは、大阪のインドレストランで2、3年修行していたそうです。

→ 海外で衝撃を受けたカレーを作ったシェフが日本にいたことがある、というのはこれまた衝撃的な事実ですね。そのシェフのカレーをいま日本で食べられないのは残念ですが、そういうことがあったということは、今後も同じようなことがあるのかもしれません。すなわち、いま、国内のどこかでカレーを作っているシェフの味が、別のどこかで誰かに衝撃を与える可能性を秘めている。そう思うと、ちょっと次に行くカレー店の見かたが変わるんじゃないでしょうか。(水野仁輔)

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?