カレーの実験 030:スパイスを隠し味にコーヒーオレを作ってみる
スパイスやカレーにコーヒーを絡めた実験第二弾。今回もコーヒースペシャリストの中川”VIVA”亮太さんを迎えて実験しました。
今回の検証条件は下記のとおり
・作るのはスパイシーなコーヒーオレ、俺
・ミルサーでパウダー状にしたスパイスを、挽いた珈琲豆とミックスしてドリップ
・コーヒーとスパイスが重なった味をストレートで飲んで確認した後、フォームミルクを加えたカフェオレバージョンでもテイスティング
・豆は3種。①浅煎り(エチオピア)、②深煎り(マンデリン)、③中深煎り3種のブレンド
・それぞれの豆に合わせるスパイスは、豆を香った印象で3種類選びました
①浅煎り→メース、ターメリック、コリアンダーシード
②深煎り→塩、ティムール、レッドチリ
③中深煎り→ビックカルダモン、ブラウンマスタード、ブラックペッパー
④番外編として普通にドリップしたコーヒーに、カレーリーフを漬け込んだオイルを数滴垂らしたものも試しました
・珈琲豆に対しスパイスの配合量は8〜12%
・抽出方法はドリップ
これ、新しい味だね!とか
飲んだことない美味しさ!…とか
そんな瞬間を期待して臨んだ実験でしたが、すでに洗練されたアラビカ種の豆で淹れたコーヒーをさらにぐっと美味しくしてくれるようなスパイスブレンドを見つけることは、今回は出来ませんでした。
期待通りの答えが出なかった事が、次に試してみたい事をアレコレ妄想させます。
配合した量の問題かもしれないし、選んだスパイスの問題かもしれない。缶コーヒーなどに使われるロブスター種の豆だったらグレードをあげる事ができるかもしれない。抽出方法をトルコ式の様に煮出したらどうだろう…
苦い結果を噛み締めているあいだ、VIVAさんがもう一度淹れてくれてシンプルに飲んだコーヒーの美味しさに、世界中から愛され、長い歴史を持つこの飲み物の完成度の高さを思い知りました。
だから実験は面白い…と思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?