カレーの思い出 119:羽田空港のカレー

高校生の頃の話です。母が遠方の大学のオープンキャンパスに連れて行ってくれました。当時、成績が酷かったわたしをなんとか奮起させようと計画されたものでした。たしかに母の思惑どおり、私は美しいキャンパスに憧れを抱きました。しかしそれよりも、母の多くはないパート代を少しずつ貯めた貯金によって、この旅路の費用が賄われていることの方が、ずっとずっとわたしの心を打ちました。なんとか自分を変えなきゃ、と思わされたオープンキャンパスからの帰りに食べたのが、羽田空港のカレーです。母のカレーの次に美味しいカレーでした。その後、私は一念発起して勉強し、周囲が目を見張るほど成績を伸ばすことができました。当時、連れて行ってもらった大学は、今では私の母校です。帰省など羽田空港を利用する時には、よくそこのカレーを食べに行きます。

→なんと素敵なお話。羨ましいです。(水野仁輔)

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別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると50人の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると500人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕は取り残されてちょっぴり寂しくなる。そんな学校です。水野仁輔

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