カレーの思い出 025:水のようなカレー

最近母から聞いた話です。現在は人並み以上の暮らしを送っている両親ですが、私と妹が大学入学とともに上京して学費仕送り等で家計が厳しくなった時、給料日前は必ずカレーで、それもルウを表示量の半分にして水のようなものを食べていたそう…。 最近親孝行がなかなかできずにいる私への戒めor忠言か…?以来、カレーを食する度、両親への感謝の念が。

→家族の生活をルウカレーが救っていたんですね! 戒めでもなく忠言でもなく、懐かしい思い出として話されたんだと思いますが、身の引き締まる気持ちになります。水のようなカレーが意外とおいしくて好きだったということではないですよね。僕は実は、意外と好きなんです。カレールウでカレーを作るとき、たいてい、僕は、指定されているカレールウの半量程度しか加えません。もちろん、調理プロセス上、玉ねぎを加熱したり、素材からダシなどうま味を抽出したり、塩を加えたりすることで味わいを深めるテクニックは駆使します。その上で、ルウの量を半分にする。香りだけは物足りないのですが、さらっとして味わい深いカレーに仕上がり、あのくらいが僕にはちょうどいいのです。(水野仁輔)

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別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると50人の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると500人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕は取り残されてちょっぴり寂しくなる。そんな学校です。水野仁輔

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