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カレーの授業:第28期5限目

カレーの学校授業の中では唯一の、経営学のお話です。真っ赤な表紙の本を片手に、インタビューを終えたばかりの新たなお話も交えて、〝儲かるカレー店は作れるのか?〟を考察します。

聖書みたいな本
授業の初め、校長は手に持っていた1冊の本の表紙をめくり、目次を読み上げました。その本のずっしりとした風貌と赤い表紙を見て、リーダーが〝聖書みたいだね〟と、つぶやきました。

イートミー出版からこの夏発刊された本〝カレーの対話 第1巻〟は、カレーの学校で行われた〝儲かるカレー店の作り方〟という授業で、カレー店オーナーと水野校長の対談、10回分を収めた本です。校長が本の装丁をデザイナーさんにオーダーした際、〝永久保存版〟と言うキーワードを伝えたそうです。

真っ赤な表紙に金の箔押し、そしてブルーのスピンが素敵な装丁

新潟5大ラーメンのひとつに〝三条カレーラーメン〟があって、もう60年以上の歴史がある立派なご当地グルメというお話が始まりました。校長も教頭も旅先でのラーメン探訪がお好きなのは知ってましたが、まさかのラーメン店のハナシ⁉︎

いえいえ!なんと校長は前日に、三条カレーラーメンの老舗、「大衆食堂 正広」のオーナーに〝儲かるカレー店〟としてのインタビューを、してきたばかりだったのでした。

オーナーの幼少期がリーダーと重なる?孤独で少し切ないお話から、経営者における判断力やその考察の道筋には、オーナーの生まれ育った環境そのものが強みになっているようです。ご当地のサクセスストーリーに、みんな夢中で聞き入りました。

ホワイトボードの〝おしゃかさまの死因カレー〟が気になります。

儲かるカレー店の正解は存在しないなー。
いよいよ、10人のオーナーの話を振り返り、解説するためのテキストが配られた瞬間の第一声でした。

そうですか…でも一貫して儲かるお店のオーナーには、共通している事がありました。〝こうありたい〟と言うお店の姿に対して、〝だからこうする〟と言う事が紐づいてる。ただ一人一人の〝こうありたい〟が違うのです。そう、そしてこれはカレー店のオーナーが思う、美味しいカレーの作り方がそれぞれ違うって事と同じなんですね。正解は自分の中に!

目次と見出しだけでも、もう面白い!

人生をかけてやっている人達
どのオーナーも良い事も悪い事も全部話してくれる。だから面白い!経営スタイルやジャンルは違えども、ものを作ったり、何かを生み出している全ての人に共有できるエッセンスが、この本には詰まっているのです。まさに〝聖書みたいな本〟。

新潟での授業は次で最後。みなさんお待ちかねの、デモンストレーション!

◆レポートを読んで授業を受けてみたいと思ったら…
次回カレーの学校が、12月3日(土)、4日(日)に南三陸で開催されます!締め切りは11月12日(土)。

詳細、ご応募はこちらからどうぞ。

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