カレーの授業:第23期 2限目
「カレーをモチーフに楽しむ」とは
水野校長が考えた「カレーをモチーフに楽しむ」。
カレーで活動を開始した校長の歴史を紐解きながら授業がスタート。
活動を楽しむためのポイントは3つ。
①誰もやったことがない
※誰かやっていたらやめる
②誰にも頼まれていない
※こればかり続けているとむなしさとの葛藤も
③誰かが望んで(求めている)かもしれないこと
※世の中に1人、2人が「待ってました!」と思ってくれれば嬉しい、
逆にたくさんの方が求めていても自分はやりたいか?
① 、②、③は自分にとって大切にしていることで好奇心を持って取り組める、但し現実的にお金になりにくいが、水野校長にとっては「お金になる、有名になる等は関係なく純粋にカレーと向き合い深く楽しむ」ことが重要と考えていると23期生の前で話した。
水野校長が実際に活動をしている(休止もある)プロジェクト名、活動状況について活動の中で得た体験はプロジェクト名を付けたいきさつから次々とエピソードを披露。一部を紹介したい(プロジェクト名等、一覧表を別途掲載)。
■東京スパイス番長
主なメンバー
メタバラッツ
シャンカール野口
ナイル善己
水野仁輔
インドに行ってインドを追求する活動を年に一回行う。
(例 インドのお米を知るために実際に稲刈り等行う)
活動の記録を自費出版するために「イートミー出版」を立ち上げ、「チャローインディア」を発行する。
ある年メンバーのスケジュールの都合がつかず、本が出ないことがあった。それを東京のイベントを開催の時、たまたま参加していた高知の「ワルンカフェ」の常連客の方に叱責されるというハプニングに見舞われる。しかし、それがきっかけとなり「ワルンカフェ」にてイベントを東京スパイス番長がおこなうようになったという。
水野校長のポリシー
・テンションが上がったらやる
・テンションが下がったら休む
・自分の中で盛り上がっているものをやる
活動をするに当たりネーミング(プロジェクト名)、ロゴマーク等形になるものを作る。あるいは誰かに言う。それにより気づけば一人歩きしはじめるという。
(例 水野さん、最近ハーブ料理に凝っているみたいだね。ザ・ハーブズメンより)
名をつけると他人の目を意識するようになり、自分の行うことを多角的に考える良い機会となる。また勝手に妄想してみるというのもありとのこと。
(例 もし雑誌の1ページ分の取材がきたら自分は何をしゃべるか、どういうページになるか、写真はどういうものを使うか? 見出しは? 記事の中身は何か? 編集者、読者が面白いと思ってくれるには? 等)
気づけば「大余談」!
19:30から始まった授業は安定の10分押し21:10にて一旦終了。
その後休憩を挟んで本日のある意味メインイベントであるゼミを23期生と共に決める。
カレーの学校の特徴の一つにゼミがある。各期で大小さまざまなゼミが存在するが、それはやがて、期を越え、状況により進化して活動してゆくのだ。
これも水野校長が唱えている「カレーのプレイヤー」を具現化していることと思う。
23期生は3つのゼミを誕生させた。(仮称)
・スパイスフルコースゼミ
・ドリンクゼミ
・薬膳カレーゼミ
3限目にて必要となる質問事項「レシピ(シェフとの共同開発)カレーに求めるもはなんですか?(ざっくり広く)教えてください」
最後に宿題を出し、楽しくエキサイティングな授業はここで終了となる。