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カレーのヒント 027:サングラスとカレーのカルテ

度入りのサングラスを買った。
眼鏡はいつも恵比寿の友人の店で買うことにしている。もう10年以上前(かな)から、そこに自分の視力に関するDATAがあるからだ。視力はきっと少しずつ変わっているのだけれど、買うたびにそのときの視力に合わせてしまうとかける眼鏡によって見え方が変わるから、「はかりますか?」と聞かれても「いつもので」とお願いすることにしている。行きつけのBARじゃあるまいし。
サングラスを買ったのは、海外を旅するときにまぶしいと感じることが多いから。まもなくパキスタンとインドへ行くのに現地でサングラスをしたいから。
前から思っていたことだけれど、眼鏡屋さんというのは、お客さんの視力に関するDATAを握っていることが商売上、大事なんじゃないか。毎回、買う眼鏡屋さんを変えてそのたびに計測するんじゃ面倒だから、DATAがキープしてある眼鏡屋さんがいい。僕のように「買うならあそこ」と決めている人は多いような気がする(そんなことないのかな)。
それでふと思ったのだけれど、カレーに関してもその手のDATAが取れるといいなぁ。自分の好みのスパイスの配合、玉ねぎの加熱方法、だしの種類、具の素材や部位、油と塩の量などをDATA化しておく。お店に食べに行くと、その日の気分でチューニングをお願いできて、好みにあったカレーが出てくる。
さらに言えば、それが眼鏡屋さんのようにその店との限定的な関係でなく、カルテのようなものにして、どのカレー店に行っても、そのカルテを差し出してリクエストすればいいとなると面白い。誰かと見せ合ったりして、「へえ、ずいぶんさっぱりしたカレーを食べてるのね」とか「攻めてるねぇ!」とか言い合うのもいい。全く同じカルテ内容の人だけを集めた貸切り営業をするカレー店が出てきたりして……。
毎年分をDATA化して並べてみたりすると、10年分で自分の好みの推移が見えてきたりして。「カレーの病院」みたいなところへ行くと、「もう少しこんな風にしてみたら?」なんて提案があったりする。帰り際に好みにあったレシピを手渡される。ま、でも、あれか。面白いとは思うけど、胡散臭い商売をする人も増えそうだな……。サングラスかけて「ふむふむ……」なんて言ったりしてさ。やめよう。

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別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると50人の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると500人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕は取り残されてちょっぴり寂しくなる。そんな学校です。水野仁輔

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コメント (1)
眼鏡屋、決めてません。
それよか、毎回測って作ってますが。

いつものって人、他にいないんじゃないかと。
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