カレーの思い出 222:秘密基地のような宝物の店

高校の近くに、毎月1日に100円カレーを出す店があり、学校を抜けて食べに行っていました。鹿児島のくせにスープカレーで、具はほぼ無し。でも、それまで「カレー=母の手抜き」だと思っていた私のカレーの印象を変えるくらい、おいしかったのを覚えています。今思えば、箱カレーではなくきちんとしたスパイスを使った初めてのカレーだったのでしょうし、100円だし、学校を抜けるドキドキもあり…秘密基地のような宝物の店でした。上京してしばらくして帰ったとき、そのお店は無くなっていて、それもまた「お店が閉まって悲しい」という初めての経験になりました。

→100円でカレーの印象が変わるくらいおいしいなんて羨ましい。高校時代には、僕も本当によく学校を抜け出してカレーを食べに行っていました。しかも、僕の通っていた学校は昼前の授業をさぼるとかなり長いランチが楽しめるため、毎週水曜の政治経済の授業をさぼって友達を誘ってはカレー店に繰り出していきました。あの時感じたドキドキは秘密基地な感じだったのかもしれません。いまだに政治と経済が苦手なのはそのせいなんじゃないか、と勝手に高校時代の自分の責任にしています。(水野仁輔)

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別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると50人の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると500人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕は取り残されてちょっぴり寂しくなる。そんな学校です。水野仁輔

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