カレーの思い出 115:ナゾの味

幼い頃、近所の釣り好きのオジサンが良く作っては鍋ごと差し入れてくれた魚介カレー。あれは、なんとも言えないナゾの味。

→なんともいえずおいしかったのか、おいしくなかったのか。どっちなんだろう。魚介のカレーってすごく難しいんですよね。具の状態とソースの状態と風味をバランスよく完成させなければならない。ゴールイメージが明確にあって、そこに向かうレシピの組み立てをできる人でないと厳密には魚介類のカレーは成功しないと思います。釣りたての魚だったら、素材がいいから、余計にいい仕上げにしたいですよね。僕はバングラデシュのガンジス川下流域の船の上にで漁師料理のカレーを食べたことがあります。それは抜群のおいしさでした。(水野仁輔)

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