カレーの思い出 280:店員さんに質問

たぶん、私が小学校低学年、2歳下の弟が幼稚園か、小学校1年生くらいだった頃、昭和50年代後半のお話です。私たち家族は、父の趣味で、よく飛行機を見に行きました。羽田空港の離発着が見える空き地までドライブして、飛行機を眺めました。
ある時、お昼ごはんを羽田空港内の飛行機の離発着の見えるレストランで食べた事がありました。その時、弟はカレーを注文しました。私も弟も、当時とても少食で、母から見たら、料理の作り甲斐のない子供だったと思います。そんな弟が、そのカレーをおいしい、おいしいと言って、食べ切りました。大人の量を食べ切ったんです。その様子を見た母は、店員さんに「美味しいから、家でもこういうカレーを作ってほしいというのですが、どういう風に作ったのですか」と質問しました。「3日間煮込んでいるんです。」との答えでした。うちの家族は3日煮込むと、こんな美味しいカレーになるのか?と、素直に感心しました。
しばらくの間、弟は「何が食べたい?」と聞かれる度に「ひこうじょうのカレー」と答えていました。その後、母が3日カレーを煮込んで、弟の理想の味を作れたかどうかは記憶にありません。今思うと、あれは洋食屋さんの作るような欧風ビーフカレーだったのでしょう。バーモントカレーを3日煮込んだところで、あれにはならなかっただろうなあ。

→積極的なお母さんですね。その好奇心は見習いたいです。(水野仁輔)

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別名“カレープレーヤー”養成所。入学すると50人の仲間(同級生)に出会える。授業に出るとカレーの未知なる魅力に翻弄される。卒業すると500人以上の仲間(卒業生)ができる。つまり楽しい日々はずっと続く。そして校長の僕は取り残されてちょっぴり寂しくなる。そんな学校です。水野仁輔

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