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カレーの授業:第24期 4限目

日本の書籍で初めて「スパイスカレー」という言葉を登場させた水野さん。
そんな校長がお届けする、カレーの学校において不動にして必須カリキュラムの一つ、
4限目「スパイスとは、何か」をレポートします。

スパイスの定義は難しい。

植物の一部を採取したもの、食用に適し、香りがいいなどの特徴
フレッシュ、ドライ、ペースト、パウダーなどにカテゴリーできる。

スパイスの一種であるハーブは「葉」という存在で、ある意味ブランディングに成功など。

そして水野さん考案「スパイスメソッド」についての説明。

誰でも気軽にゲーム感覚でいい香りのミックススパイスを作ることができるパズル。

カレー4人分を作るとき合計小さじ8杯 を適正量として、ターメリック 、パプリカ、コリアンダー、クミンと順番にスパイスを重ねてブレンド、
小さじ6杯まで入れる。ここで2チームに分かれ最後のピースを埋めるべくスパイス談義。

「カルダモンの気品の高さは外せない」

「ブラックペッパーはマストで!」

「フェネグリークの甘い香りが好き」

皆さんのスパイス愛が止まりません。

そしてA,B二種類のスパイスが完成。好みの配合ではないスパイスもきっと勉強になるはず。

水野さんいわく

・コーヒー好きな人で粉から買う人はいない。(豆から買う)
スパイスもホールから挽き始めるとまるで違う。(パウダースパイスを買う気がしなくなる)

・自分が使っているスパイスがどの程度の香りがするか把握しておくことが大事(クミンだけでも3種類買って比較してみるのも良い)

・香りのハーモニーを作れるかがカギになる。とのこと。

それが難しい?いや我々には水野さん考案のスパイスメソッドがあるじゃないか。

そして水野さんは言う「これが正解だと思わないでほしい」と。

今回の授業を聞いて

スパイスメソッドを他の事象に使ってみたくなりました。例えば、おしゃれに見える服装は
ドレスとカジュアルと季節感のバランスが6:3:1みたいな。カレーにとどまらない遊び方を
見つけ出せたら面白いなぁと何かヒントを頂きました。

【おまけ情報】
ホールスパイスを粉にするとき「ひきっ粉」という製粉機がミル業界最強で、カルダモンの皮なども全て粉砕されるとの事。(約9万円!)

おわりに

チェーン店の発祥地だからか、長年カレー不毛地帯とも呼ばれた名古屋。
しかし生徒さんの中にカレー出店予定の方が複数名いて、皆さんカレーに対する熱量が高い!
今回の学校をきっかけに名古屋発のカレーカルチャーが花開くかも。
例えば「強力ミルでカルダモンのホールスパイスを粉砕したキレキレの香り高いカレー(後の名古屋式カレー)」みたいな。東京や大阪に負けない個性を発揮してほしいです。

さて次回は「妄想空想タイ旅行計画」
タイカレーを探る旅を通してカレー文化の多様性を考えます。
なかなか海外に行けない昨今、妄想でトリップしてでも旅気分を味わいタイですな!
お楽しみに。

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