カレーの質問 059:玉ねぎを炒める時、焦げ色と焦げ臭の中間を目指して頑張って炒めていますが、どうしても一部焦がしてしまいます。 炒めすぎなのでしょうか? ちなみに玉ねぎ1個8等分ざく切り強火で炒めてだいたい5分くらいで焦げます。全然均等にあめいろになりません。

焦げ色と焦げ臭の中間を目指すのは、かなり高度なテクニックです。が、5分で焦げるのは、どうしてでしょう。鍋の厚さが薄いか材質がよくないのか……。油が足りないのか。何とも言えません。均等に色づける必要はないと僕は思います。もちろん、丁寧にへらで混ぜ続けるなり、少し火加減を落とすなりすれば、均等になっていきますが、カレーのベースとして玉ねぎを炒める場合、その後、トマトや水などの水分が入った時に、その水が鍋中の玉ねぎの表面をこそげて全体を均質化してくれるんです。だから、玉ねぎだけを炒めているときに均等に、均等に、とあまりそこを気にする必要はないと思います。それが気になる場合は、ときどき少量の水を加えながら炒める方法はあります。それをすれば焦げ付きを防止しつつ、均等に色づけることができると思います。(水野仁輔)

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?