カレーのヒント

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カレーのヒント 066:Check your ego at the door.

いやぁ、久しぶりにWe are the worldのメイキングドキュメンタリーを見た。たまに見たくなる。1時間くらいあるけれど、いつも見入ってしまう。日本語訳のテロップがついたナレーションを読みながら。

アーティストが次々とスタジオに入ってくるシーンで、ナレーターが言う。

「ドアの前でエゴを捨てろ」

「Check your ego at the door.」と言っているように聞こえるけれど、

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カレーのヒント 065:THE BAND THE CURRY

THE BANDのドキュメンタリー映画を観た。

何日も前に観たのにいまだにTHE BANDのブラウンアルバムの曲たちが頭をグルグルと回っている。

ロビーというメンバー目線のストーリーだから、他メンバーの目線からだとまた別のTHE BANDがあるのだと思う。ともかく、面白かった。色々と考えさせられるシーンや証言はあったけれど、ライブのステージに催眠術師を呼んだくだりは面白くて、観ながら思わず声を

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カレーのヒント 064:監修、監修、監修……

監修という仕事はできる限りしないことにしている。

なんというか、自分らしくないと思っているからだ。たとえば、カレーの本を1冊作るとき、僕は自分ですべての原稿を書き、すべてのレシピを考え、すべての料理を作りたい。誰かにまかせたくはないのだ。それが僕のやりたいものづくりだから。監修という言葉には、なんとなく“自分では直接動かない”とか“最後まで責任を取らない”みたいなイメージが付きまとう。誤解もある

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カレーのヒント 063:スープカレー愛

1年ぶりに札幌を訪れた。

大好きなスープカレーを何軒もはしごした。そして、改めて思ったことがある。スープカレーは日本を代表するオリジナルカレーだと思う。そして、そんなスープカレーのことを他の誰とも違う角度から僕は魅力的に感じている。この目線は僕にしかないものだろうし、僕にしか感じられないスープカレーの魅力があるとも思う。

おいしいなぁ、スープカレー。

東京に戻っても余韻は続く。余韻のはじっこ

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カレーのヒント 062:「らしい原稿」執筆恐怖症

何年ぶりだろうか。

料理雑誌『dancyu』で原稿を書かせていただいた。なんでも30周年記念号だそうで、あ、そういうことであれば、僕が最後に原稿を書いたのは、20周年記念号のときだったのかもしれない。いや、もう少し最近かな。とにかく、何かの記念号でゆかりのある執筆陣が勢ぞろいするから、ということで『ブレイクス』というお店について書かせていただいたのが最後の記憶だ。

今回もそうだった。30周年で

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